わたしの大きな声のせいで、琉架くんは
はやく帰りたかったみたい。


そういえば、言い合ってる間も、
色んな人からジロジロ見られてたなぁ。



全部琉架くんがかっこいいからだなって
ひとりで納得していると、

「また、ひとりの世界にでも入ってるの?」

呆れ顔の琉架くん。

失礼な!

わたしはいまイメトレしてるんだもん!