めっちゃ寝てたみたいだ。


「帰る」の合図で鞄を持って教室を出る。

「はやいよ〜、まってよ!ふわくーん。」


走りながら、僕の後をついてくる。

『、、、。』

もちろん僕は無言だ。

「ちょっ!、、、ふわくん、早い!」

僕のスピードに追いつくのがやっとみたいだ。


しょーがない、待ってあげよう。


しばらく待つ。

『、、、。』

「、、、ハァ。ふわくん歩くのはやいよ〜。

でも、待っててくれてありがとう!」


ニコッと微笑むから、少しだけ赤くなった頬を
隠すため、階段をダッシュで降りた。


そのあと、ゆめちゃんに怒られたのはいうまでもない。