「ただいま、あんず。」 ドアが開く音に反応して、顔を上げたのと同時に、あらたの声がした。 「おかえり。あらた。」 あらたが近くに居てくれて、あらたの甘い白が香る距離がなんだか、とてつもなく、シアワセで。 秋の淋しい雰囲気が、あたしの感情を、解き放つ。 「おー、どうしたあんず?goodgirl」 言いながら、あらたがあたしを抱き締めて、旋毛にリップノイズ付きのキスを落としたのはきっと、あたしが真っ直ぐにあらたの胸へ、飛び込んだからだ。 .