「思い出したなら放課後は視聴覚室集合な。東雲と小松、よろしく」




しかも、よりによってあの小松くんと同じ委員。あのクラスの中心人物の小松くんと。



「よろしくね、東雲さん!」




ちらりと視線を小松くんに移すと、少し離れた席から振り返って手を振られてしまって。




軽く会釈をしたけど、心の中では過去の自分を呪うしかなく。




完全にやらかした…面倒くさい……。





机に突っ伏して項垂れたまま、1限目の授業へと突入した。