「樹ってさ、空気読めないよね」 忘れもしない、その一言。 一瞬でその場が凍りついて、「しまった」と思った時には全てが手遅れで。 「…もういいよ」 心底鬱陶しそうに眉をひそめた彼女が教室を後にしたその日から、私の生活は一変した。 . : * : . .