ごはんのあと、あたしたちは
ホラー映画を見ていた。

「あぁ〜もう、ジェシーだめ!
なんでそこに隠れるの?」

さわさわ

「キャッ」

慎二さんは無言であたしの
足の小指をさわさわした。

「……ふ」

「慎二さんこちょばすの
ハマっちゃったの?」

「うん」

「やだぁ〜」

「ふふん」