「手つなご」と慎二さん。

「はい!」

あたしは慎二さんと手を繋いだ。

「夜は涼しくていいね」
あたしは言った。

「うん」

あたしはなんだか急に不安になって言った。

「慎二さん、ずっと一緒にいてくれる?」

「うん」

「ほんと?」

「ほんと」



そうだ、帰りにらてに
りんごを買って帰ろう。
もうちょっと2人の時間を満喫してから。