「手帳と拳銃は置いていきなさい

清水夏綺の痕跡の一切を消すんだ
表向きには君は休暇中になり、所属を知るのは理事官以上になる

会議中は人が来ることは無いから、その間に荷物をまとめなさい」

封筒の中に全ての書類を封筒に収めてホルダーに入れていた拳銃と警察手帳、バッジを取り外して兄に渡す

代わりに兄にクレジットカードを1枚渡されて、それを受け取って財布の中にしまう

「違法捜査といえど、人の道を外れるなよ夏綺」

肩を2度叩かれ、先に資料室から出ていく
人の道を外れるな、、、、か

考えていたことが見透かされたような言葉に、失笑が漏れる