「そう!猫ちゃん!可愛い乃亜くんもっと見てたかったのに〜」
猫って…喜んでいいのか?
「…猫ってなんだし」
「えぇ?!猫ちゃん知らないの?」
「は、そんなの知ってるって。バカか羽衣は」
「酷い!バカじゃないもん!乃亜くんがバカなんだよ!」
ふっ、羽衣はバカの代表だろ。
それにしても羽衣の"バカ"やっぱりいいな。
「俺はバカじゃないし?」
「うぅ…ツンに戻っちゃった〜」
「はあ?ツン?なんだよそれ」
「教えない〜」
はぁ…教えてくれたっていいだろ。
「まぁまぁ、乃亜クンはバカってことで…!そろそろチャイムなるから座ろーぜ」
「うん!またね!」
そう言うと羽衣は、俺たちに手を振り自分の席へと向かっていった。
いやなんで俺がバカってことで片付けられてんの。
意味わかんない。