反抗したくてもできない。



手は抑えられて口も塞がれる。


体だって乃亜くんが私に覆い被さるように乗ってるし。




「…っくる、し…んっ…」




なるほど…乃亜くんは酔うとキス魔になるらしい。


さすがキス好き。



なんて感心してる場合じゃないことはわかってるんだけど…!




頭がふわふわして意識が飛びそう…


いい加減にやめてくれないと本当に死んじゃう…。




「へ?!…んっ、…きゃ…っ」




さっきまで太ももを撫でていた乃亜くんの手が…


今度は私のお腹を触るがために服を捲りあげようとしてくる。



乃亜くん…変態!




「…はぁはぁ…はぁ、はぁ」




やっとキスを止めてくれた乃亜くん。


何分してたんだろう…


あのままじゃ確実に窒息死する。




「…ひゃっ…!」




キスが止まって安心してたのもつかの間…



服の下から入ってきた手が素肌に触れてきた。