「ふっ。……ん、これ美味い。
もう一缶あったから持ってこよっと」
「そんなに美味しいの?」
「うん…羽衣も飲む?」
「あ、私は大丈夫だよ!乃亜くんが入れてくれた美味しい美味しいココアがあるから!」
「…っ、あっそ」
「乃亜くん照れてる〜」
へへっ…照れてる乃亜くんってレアだよね。
「て、照れてないし」
そう言ってまたキッチンへ行ってしまった乃亜くん。
もう、素直じゃないな〜!
よし、私は映画の続きを見よっと。
停止してた映画をまた再生する。
あ、でも乃亜くんが来たらまた止めた方がいいのかな?
「…乃亜くん、映画消す?」
乃亜くんが戻ってきたため映画を消すか聞いてみた。
「別に苦手じゃないって」
「本当は苦手なくせに〜
知らないからね!」
絶対後で怖くなるよ!
だいたい時間が経つにつれ、怖さが増すんだから!