「髪の毛濡れてたから余計にかっこよく見えたの。だからドキドキしちゃった…」
「…っ、羽衣ほんとにどうなっても知らないからな」
「…ん?乃亜くん今なんて言ったの?ドライヤーの音で聞こえなかった…!」
「…なんでも」
「そっか?…乃亜くんはい!髪の毛か乾いたよ!」
サラッサラだ!
私もこんな髪質になりたい…っ。
「ん、羽衣ありがと」
「どういたしまして!」
頭を撫でられて頬が緩む。
猫にでもなった気分だ。
「じゃ羽衣、ベッド行く?」
「…っ〜!!」
にやりと笑った乃亜くんは私が口を開く前にお姫様抱っこをし、私をベッドに連れていった。
すとんとベッドに下ろされたと思えば、すぐに乃亜くんから甘いキスが降ってくる。
「羽衣好き」
「…んっ、…ぁ」
トレーナーの中に乃亜くんの手が入ってきて…私の肌を直接触る。
身を捩っても私の上には乃亜くんが乗っていて逃げられない。