「はあ…じゃ何されても文句言えないからな?」



「う、うん」




ちょっと怖い気持ちもあるけれど…乃亜くんなら大丈夫って思えるの。




「へぇ、じゃ髪の毛乾かさずにもう始めていい?」



「そ、それはダメだよ!乃亜くん風邪ひいちゃう!」




私楽しみだったんだもん。

乃亜くんの髪の毛乾かすの。




「…ふっ、もうだいぶ乾いてきてるけど」



「わ、私のせいです…ごめんなさい」



「いいのいいの。はい、じゃ今から乾かして?」



「う、うん!」




乃亜くんの髪の毛はやっぱりサラサラで思わず乾かす手が止まりそうに何度もなった。


ずっと触っていたい。




「乃亜くん私と同じ匂いがする…」




同じシャンプーを使っているからかな?




「それ俺も思ってたけど、あえて言わなかったのに…」



「えっ、なんで?」



「理性が切れるから?」



「…うーん?」



「てか、風呂上がりの羽衣色気やばかったんだけど…」



「い、色気?!」



「そう、髪濡れてるし」



「そ、それは乃亜くんもだよ…」



「ん?」