「えぇ…!すごく分かります!
私も同じこと思ってました!女の子っぽい名前を男の子につけると逆になんかいいなって!」
「だよねっ?…羽衣ちゃんとは好みが似てて気が合うみたい!自分たちの子供の名前をつける時はぜひ私にも相談してね?!」
ほんとに!悠乃さんとは気が合うな〜!
へへっ…すっごく嬉しい。
そ、それにしても…自分たちの子供だなんてそんな先のお話…
顔に熱が集まっていくのがわかる。
うぅ…恥ずかしい。
「…は、はい…っ」
「…母さん、いつまで話してんの」
「あら、ごめんね?羽衣ちゃんと話すの楽しくって!ついつい!」
そんなこと言って貰えるなんて嬉しいなあ〜…
「私も悠乃さんと話すのとっても楽しいです!」
「ええ、ほんと〜?嬉しいわ!」
「…はぁ、もういいだろ?」
そう言って乃亜くんが私の手を掴んできたその時…
─────ガチャ
「…ただいまー!」