「…ほんとです、か。
乃亜くんこんなかっこいいのに彼女いたことないなんてびっくりです…っ」
「やだ〜!息子のことを褒められたのに自分が褒められた気分だわ…っ!」
「…いや何言ってんの」
「…ったく乃亜は、私にまで嫉妬しないでよね!」
「してねぇーし」
ふふっ…仲がいいんだな〜!
2人をみてると微笑ましい。
「…あら!ごめんなさいね!中にも上げず、ずっと玄関先で話してて…!」
「…あ、いえ!お構いなく!全然大丈夫です!」
「えぇ…!もう羽衣ちゃんは本当にいい子ね〜」
「いえいえ…っ!」
「じゃあはい!上がって上がって!」
そう言ってスリッパを差し出してくれた悠乃さん。
「ありがとうございますっ!
お邪魔致します!」