「羽衣〜!行くなって!」




また来たぞ。我が兄の衣織が。




「お兄ちゃん!いい加減にして!
何回言えば気が済むのさ!」



「え、ホントに行くの?無理だよ俺…」



「そんなの知らないって!
じゃあ、また明日の夜?とかに!」



「はあ?夜?!意味わかんねぇ…やっぱり行くな!」



「明日はそのまま出かけるの!
行くから!バイバイ!」



「夜に出歩くとか危ねぇーって!
俺が迎えに行く!」