何とか時間までに支度を済ませることができた。


約束の時間の15分前。



途中途中…お兄ちゃんがちゃちゃを入れてきて間に合うか心配だったけれど無事、間に合ったのでよかった。




よしそろそろ外に出た方がいいよね…

この間、乃亜くん既に居たし…!




ショルダーバッグを肩にかけ、大きなバックは手で持つ。




「行ってきまーす!」



「…行ってらっしゃい!」




靴を履きながら、リビングに向かってそう言えばママが出てきて見送りをしてくれた。


…あ、パパは朝からお仕事に行っている。




「うん!行ってくるね!」



「人様の家なんだからしっかりするんだよ…!」



「わかってるよ!…じゃあね!」




そう言ってドアを開けようとした時。