「…羽衣、可愛い。まじで好き」



「…はっ、あ…はぁ……わたし、も」




この可愛い羽衣を自分の胸に寄せて力強く抱きしめる。


少し息の乱れが落ち着いてきた羽衣。




「…バレンタインありがとな」



「…っ、いえいえ…!」



「マカロンより、羽衣の方が甘かったけど…」



「…っ〜!!」




真っ赤になって俺の胸に顔を隠す羽衣。




「ふっ、照れてるとこも可愛い」



「…っ、の、乃亜くんの方が甘い…っよ」




そう言って俺を抱き締め返し、ぎゅっとしがみついてくる羽衣。




「っ、可愛すぎるからやめて…」



「乃亜くんが甘すぎてこわい…っ」



「…っ、そーゆー気分なんじゃないの」




確かに…今の俺はいつも言わないようなこと言いまくってる気がする。



そう言われ、自分の言動を思い返してみれば今になって気持ち悪く思えてきた…。



まぁ…たまにはいいよな。