「…っ、…ん…やぁ」




途端に、甘い声をこぼす羽衣。




「羽衣…、声漏れてるじゃん」



「…んっ……だっ、て…」




やっぱり、余裕が無い羽衣を見ると意地悪なことを言いたくなる。



…ニヤリと口角が上がるのが自分でもわかった。




「…なに、耳弱いの?」




いじるような…そんな声で羽衣に尋ねる。




「…っちが、う…」



「へぇー?じゃこれは?…」




そう言って、今度は耳にキスをしてから耳朶を優しく噛んだ。




「あ、っ…やぁ……んっ」




羽衣の肩がビクッと上にがる。




「…ふっ、弱いんじゃん」



「…っ、もっむ、り」



「…しょうがない。んじゃ、あと少しだけ」



「えっ、……っん…ぁ…ふっ」




羽衣はもう限界らしいから、最後にとびきり甘いキスを落とす。