横にいる羽衣を見つめると頬が赤くなっていて…俺と目が合うと照れたように目を細めて笑った。
「羽衣…絶対結婚しような」
そう言うと一瞬目を見開いて驚き…その直後、満面の笑みを浮かべた羽衣。
「っうん!絶対!
乃亜くん愛してるよ!」
「…俺も、愛してる」
「っ、乃亜くん!」
抱きついてきた羽衣を咄嗟に支えて俺も抱きしめ返す。
「羽衣ありがと、手紙」
手紙ってこんなに嬉しいもんなんだ…
「いえいえ!…乃亜くん、目の前で読むから恥ずかしかった〜」
「…ふっ、顔真っ赤だったもんな」
「そ、それは言わないで!」
「可愛かったけど?」
「〜〜〜っ、」
またもや顔が真っ赤になって、羽衣はその顔を両手で隠した。
「…もっと顔見せろよ」
羽衣の真っ赤になった顔もっと見たかったんだけど…
「や、やだ!」
…そーですか。
「んじゃ、俺はこれ食べるから…いいし」