覚えてたんだ…やばい嬉しすぎてにやける。 「…羽衣ありがと」 「いえいえ!……あれ?乃亜くん照れてる!」 「はっ、違うし」 「だって耳赤いよ?」 「うるさい」 「んー……じゃ、ほら!開けてみてよ!」 「うん」 紙袋を覗くと赤いリボンで結ばれている箱が入っていた。 それを取り出してリボンを解く。 …あ、いいこと思いついた。 「羽衣おいで」 「ん?……わっ」 羽衣の手を引いて俺のすぐ隣に座らせた。