「じゃあ、ソファに座ってちょっと待っててね!荷物とかは適当に置いといていいよ!」
「う、うん?」
そう告げるとスタスタとキッチンの方へ行ってしまった羽衣。
俺はそわそわして落ち着かない。
彼女の家に来るってこんなに落ち着かないもんなのかよ…
「乃亜くんおまたせ!」
少しして羽衣が戻ってきた。
…けど
「…何その格好」
「え?エプロンだよ!」
…いや、エプロンなのは分かるけど。
いかにもメイド服って感じのエプロンだから…何その格好って言ったんじゃん。
ヒラヒラしててスカートみたいになってる。
…やばい。
めちゃくちゃ似合ってるし可愛いすぎて死にそう。
「メイド服みたい…」
「確かに少し似てる!
紗菜ちゃんが、バレンタインの時に使いなってクリスマスプレゼントでくれたの!すごい可愛いよね!私には勿体ないくらい…」