3月に入ったある日、1人の男の子がうちを訪ねてきました。

そう、手紙の彼でした。

男の子は私にリサに会うべきだといいましたが、

私はまた時間が経ちすぎて、手遅れだと伝えました。


すると彼の母親のこと、ずっと長い間胸に引っかかっていたものから、

ようやく開放されたことを私に話してくれました。


彼は、こう言いました。

『自分の気持ちを伝えるのに、手遅れだって事はないんだ。

自分がそう思ったとき、行動に移せるかどうかの違いなんだ』って。

彼はそれをリサ、あなたから教わったと言っていました。