「私、ホンマにルイが大好きでな、だから学校もここに来るって、陸のおばさんから聞いて、

めっちゃ勉強して寮生にまで選ばれて、ここまで一人で来たんやで。

せゃのに・・・

ひどいわっ。うわぁ~ん。」


そう一気に言った後、ゆきは俺の胸に顔を埋めて、泣き出してしまった。


どうしていいか分からなかった俺は、

とりあえず、ゆきの背中を擦ってやった。