「ってか、俺らダチだろ?

どうしてそう誰が好きだとか、嫌いだとかって
めんどくせぇ事になんだよっ?

ったくよーっ。」

俺は思いをそのままぶつけた。

「めんどくさくなんかないっ!!」

大きな声を出すゆき。

「ゆき・・・?」

いつもと様子の違うゆき。

「ルイはホンマ何も分かってへんわっ。

誰かを好きになるって気持ち。」

ゆきに痛いところを指摘されて、

「あぁ、そんなめんどくさいもんなんか、
分かりたくもねぇし。」

そう言い返した。