ルイは、

「なんだよっ、ありがとうって???」

って意味が分からないって顔してるけど、

本当にあなたは、私に勇気をくれるんだ。

「ぅぅん、何でもないっ。」

そう答えた私に、

「変な奴。」

そう言うルイ。


「ねぇ、ルイ」

「ん?」

ルイの大きな目が私をまっすぐ捕らえる。


その時、


「ルイィ~!リサ~!」


向こうから手を振ってやってくるゆきちゃんが見えたので、私は続きを聞くのを止めた。