「ごっごっごめん・・・あっでも、ホントッ?
お母さんに会いに行くの?」
リサが確認する。
「あぁ、何かさ、あいつに俺の事をどうこうっていうより、
俺自身がさ、昔の小さな何も出来ないような子供のままだって、
あいつに思われてると思うと、むかむかするから。
俺は、今こうやって、お前らみたいな良い奴らに囲まれて生きてんだって、
そう言ってやりたくて。
そうじゃないと、俺前に進めない気がして・・・
自分自身の事も、それからお前との事も。」
「ル・・ィ・・・。
うんっ。私一緒に、行くから。
それから・・・ありがとう。」
リサが言う。