「あ、凛々っ!」

彼、天音はわたしが目を覚ましている事にその表情を輝かせた。…が。

そんな天音の姿を見て、わたしは再び意識を手放すことになる。

「っ!?わああっ!凛々っ!?」

スッポンポンじゃないですかぁっ!!!



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「悪かったって!凛々、全然目を覚さないから風呂にでも入ろうって服脱いだら物音がしたから慌てて…つい」

「…」

部屋着を着て申し訳なさそうに頭を下げて謝ってきてくれるのはいいけれど、問題はいまのわたしの状況なのよ…。

意識を手放したと同時に鼻血を噴いたらしく、わたしの両の鼻の穴には容赦なくティッシュがぶち込まれて仰向(あおむ)けに寝かされている。

「それにしてもなんか嬉しいな。凛々が男の裸に免疫なくて」

へへっと嬉しそうに表情をほころばせる天音に対して口惜しさが滲んだ。