「俺、もう我慢出来ないんだよね。俺ンなか凛々サンでいっぱいだし、どこかの馬の骨に奪われでもしたら狂うかもだし」
「そ、そんなこと言われたって…!」
「それに、失恋の傷を癒す1番の方法は新しい恋だってよく言うじゃん?」
「うっ…、そ、それは、確かにそう言うけれど…っ」
「うん、じゃあ決まりだね!今日からよろしく、凛々サン!」
「え、ちょっ、…っ!」
満面の笑みでわたしを抱きしめる王子。
ーーーこうして、終始王子に押し切られ、不本意ながらわたしは王子と付き合うことになった。
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