助けて…
辛い…
母さん…
「ハァハァ…っ…またか…」
いつもこの夢を見る。
母さんが僕を残して逝ってしまう夢。
この部屋に、母さんがいた事を思い出させるように…
ピンポーン
引越し業者のものですがー
「あっ。はーい、今開けまーす。」
しかし、もうこの夢は見ないだろう。
僕は今日、この母さんとの思い出の部屋から去っていく。
「斎藤奏汰さんでよろしいでしょうか?」
「はい。荷物はまとめてあるので、箱に入っていないものは捨ててください。」
「かしこまりましたー。」
今日から僕は、桜弥学園の1年生代表として、桜弥学園の寮で暮らす!
『生徒会長挨拶、桜弥凪斗。』
「はい。」
「新入生の皆さん、この桜弥学園に新しい仲間が増えたこと、とても喜ばしく思います。これからも頑張ってください。生徒会長として、応援しています。(ニコッ)」
パチパチパチパチ
生徒会長か、憧れるな。
それに頭も良くてあのルックスだったら女の子は 放っておかないだろう。
男子校じゃなかったら発狂ものだ。
『続いて、新入生代表、斎藤奏汰。』
「はい!」
ザワザワ
『あれ女だろ?w』
『あんなヒョロいのが代表?w』
言ってろ、
僕に何一つ勝てない癖して、
「春の訪れを感じる今日この頃。
僕達は、この桜弥学園に入学しました。
仲間とともに切磋琢磨し、この学園で、沢山の思い出を作りましょう。」
パチパチパチパチ…
はぁ…やっと終わった。
以外と疲れるな。
寮の番号を聞いたらすぐに部屋に行って寝よう。
「すいません。」
「おっ、新入生代表の子だね?どうしたんだい?」
「寮の番号を聞きたくて…」
「寮の番号だね。それは403号室の子が全て管理してるんだ。聞いてみるといいよ。」
「ありがとうございます。」
何だこのめんどくさいシステム。
部屋知らないなら窓口にいる意味ないだろあの人。
ピンポーン
ガチャ
「はいはーい!」
「あの、部屋の番号…」
「おっ!新入生代表くん!生徒会会計の、榊蓮司だよ。」
「そうなんですね。僕の部屋は、」
「とりあえず入って〜!」
「あのっ…」
「マカロンとか最近貰ったから食べてってよ〜。」
「まかろん…わかりました。」
ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”
「どう?おいしい?」
「はい。先輩は食べないんですか?」
「俺は甘いのあんまり好きじゃないんだ〜」
「そうなんですね。」
「ところで何しに来たの?」
「 あっ、部屋の番号を知りたくて…」
「そっかー。君の部屋はねぇ。ペラペラ」
「406号室だよ〜」
「えっ、4階って生徒会の部屋じゃ?」
「あれ?言ってなかったっけ?君も生徒会に入って貰うんだよ?」
「えっ?なんで?」
「生徒会あと一人ぐらい欲しいって話になって、」
「でも、もう人数足りてますよね?」
「うん、だから君は雑用係ってとこかな?」
「雑用係…」
「安心して?雑用って言っても肩揉んでもらうとかだから!
」
「…わかりました。」
「斎藤奏汰くんでいいんだよね?」
「はい。よろしくお願いします。」
「じゃあ、またあした。」
生徒会かぁ、
嫌じゃないけど…
まぁいいか、とにかく部屋に入ろう。
ガチャ
「うわ、ひろ、」
アパートの部屋の倍以上あるし。
家具も備え付けでしかも新品?
色も統一されてるし、最高じゃん。
家から最低限しか持ってこなくてよかったー。
ベッドが2つになるとこだった。
とにかく今日は、箱からものを出してすぐ寝よう。
ガサゴソ
「あ、そういえばこれも持ってきたんだ…」
小さいころからずっと持っているうさぎの人形。
いつから持っていたのかは忘れた。
とにかく大事にしている。
ガサゴソ
「よし、終わったからもう寝よう。
お風呂は明日の朝でいいでしょ。」
辛い…
母さん…
「ハァハァ…っ…またか…」
いつもこの夢を見る。
母さんが僕を残して逝ってしまう夢。
この部屋に、母さんがいた事を思い出させるように…
ピンポーン
引越し業者のものですがー
「あっ。はーい、今開けまーす。」
しかし、もうこの夢は見ないだろう。
僕は今日、この母さんとの思い出の部屋から去っていく。
「斎藤奏汰さんでよろしいでしょうか?」
「はい。荷物はまとめてあるので、箱に入っていないものは捨ててください。」
「かしこまりましたー。」
今日から僕は、桜弥学園の1年生代表として、桜弥学園の寮で暮らす!
『生徒会長挨拶、桜弥凪斗。』
「はい。」
「新入生の皆さん、この桜弥学園に新しい仲間が増えたこと、とても喜ばしく思います。これからも頑張ってください。生徒会長として、応援しています。(ニコッ)」
パチパチパチパチ
生徒会長か、憧れるな。
それに頭も良くてあのルックスだったら女の子は 放っておかないだろう。
男子校じゃなかったら発狂ものだ。
『続いて、新入生代表、斎藤奏汰。』
「はい!」
ザワザワ
『あれ女だろ?w』
『あんなヒョロいのが代表?w』
言ってろ、
僕に何一つ勝てない癖して、
「春の訪れを感じる今日この頃。
僕達は、この桜弥学園に入学しました。
仲間とともに切磋琢磨し、この学園で、沢山の思い出を作りましょう。」
パチパチパチパチ…
はぁ…やっと終わった。
以外と疲れるな。
寮の番号を聞いたらすぐに部屋に行って寝よう。
「すいません。」
「おっ、新入生代表の子だね?どうしたんだい?」
「寮の番号を聞きたくて…」
「寮の番号だね。それは403号室の子が全て管理してるんだ。聞いてみるといいよ。」
「ありがとうございます。」
何だこのめんどくさいシステム。
部屋知らないなら窓口にいる意味ないだろあの人。
ピンポーン
ガチャ
「はいはーい!」
「あの、部屋の番号…」
「おっ!新入生代表くん!生徒会会計の、榊蓮司だよ。」
「そうなんですね。僕の部屋は、」
「とりあえず入って〜!」
「あのっ…」
「マカロンとか最近貰ったから食べてってよ〜。」
「まかろん…わかりました。」
ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”
「どう?おいしい?」
「はい。先輩は食べないんですか?」
「俺は甘いのあんまり好きじゃないんだ〜」
「そうなんですね。」
「ところで何しに来たの?」
「 あっ、部屋の番号を知りたくて…」
「そっかー。君の部屋はねぇ。ペラペラ」
「406号室だよ〜」
「えっ、4階って生徒会の部屋じゃ?」
「あれ?言ってなかったっけ?君も生徒会に入って貰うんだよ?」
「えっ?なんで?」
「生徒会あと一人ぐらい欲しいって話になって、」
「でも、もう人数足りてますよね?」
「うん、だから君は雑用係ってとこかな?」
「雑用係…」
「安心して?雑用って言っても肩揉んでもらうとかだから!
」
「…わかりました。」
「斎藤奏汰くんでいいんだよね?」
「はい。よろしくお願いします。」
「じゃあ、またあした。」
生徒会かぁ、
嫌じゃないけど…
まぁいいか、とにかく部屋に入ろう。
ガチャ
「うわ、ひろ、」
アパートの部屋の倍以上あるし。
家具も備え付けでしかも新品?
色も統一されてるし、最高じゃん。
家から最低限しか持ってこなくてよかったー。
ベッドが2つになるとこだった。
とにかく今日は、箱からものを出してすぐ寝よう。
ガサゴソ
「あ、そういえばこれも持ってきたんだ…」
小さいころからずっと持っているうさぎの人形。
いつから持っていたのかは忘れた。
とにかく大事にしている。
ガサゴソ
「よし、終わったからもう寝よう。
お風呂は明日の朝でいいでしょ。」