『ノブはどうしてあたしなの?』
『ほっとけないからかなぁ(笑)』
『でも‥優柔不断でハッキリしないし、思ってることちゃんと伝えられないし、ダメなとこいっぱいある。』
情けない自分が嫌でしかたなかった。
『確かに、最初はね少しムカついたりもしたよ。だけどそんなとこがあるからこそ、ナツなんだし!それがなくなったらナツじゃなくなるよ。まったくそれままでいいとは言わないけど、直せる範囲でいいんだよ。』

付き合い初めてから、ノブに本名を教えた。ノブはノブヒコという名前なので、変わらずノブと呼んでいる。月に会う回数は少ないけれど、もう1年くらいは付き合っていた。家にいるのが嫌になって、あたしはよくジュネと遊んでいた。
「ナツの彼氏いいじゃん!私もそんなこと言われたいよぉ。」
あたしはノブとのメールの内容をジュネに話していた。
「うん。それは嬉しかったよ。それでね、相談なんだけど‥。」
「なしたの?」
「ノブにさ、一緒に暮らさないかって言われてるの。」
「いいじゃん!!嬉しいしょ〜。」
昨日ノブから電話がきて、その話をされた。家にいるが嫌だったし、ノブと一緒にいれるなら嬉しいことではあるが、