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そんなことを初めてしようと思ったのは、『死にたい』って思ったから。小学生の頃は、どっかで自分を可哀想だと思いたくて、誰かにそう思われたいなんて思ったりもして、自分がいなくなっても悲しむ人なんていないって可哀想な自分を想像していた。
だけど今の自分は、本当に自分がいなくなっても悲しむ人はいないと思っている。むしろ笑う人だっていると思っている。イジメられてから1年たつ現在では、そんなことしか考えられないでいる。あたしには、将来の夢なんてない。「がんばれ」って言われるのがプレッシャーで。見えない未来が、この先ずっと真っ暗であるようにしか思えなかった。
人の目が怖くて、いつも自分のことを悪く言われてるんじゃないかって、みんなの目線にビクビクおびえていた。
友達のことも信じれなくて、普通に接しているのが精一杯。自分の本音なんか言えるわけがなかった。人を信じたって裏切られるだけ。簡単に友達だなんて思っちゃいけない。そうやって強がっていたんだ。