フウカと2人で家に来て、普通に喋り3人で遊びにでかけた。2人は学校の話をしていたけど、あたしは聞きたいような聞きたくない話で、とりあえず話を合わせていた。逃げ出すことばかりを考えて、死にたいって言葉が頭から消えなかった。ほとんど引きこもり状態で、楽しみや笑うことが少なくなっていた。
“簡単に死ねる方法”や“家出する事”なんかをひたすら考える。
前向きな考えなんて1つも浮かんでこない。
そんな日々の中で、少しでも楽になれる時間があった。あたしが幼い頃いた隣り町。そこに、今でも連絡をとり続けている2人の友達がいる。ハルナとジュネ。
2人と話ているときは、不思議と楽だった。