「あの時、私は写ってないって言いましたよね」

「すみません、嘘です。ちゃんと撮れてました」

「そのようですね。どうして私に嘘をついて写真をくれなかったのでしょうか」

「それはですね、俺だけのユズにしたかったわけで」

「えっと、ダンはあの時から私のこと・・・?」

「はい。多分、好きだったんだと思います」

「・・・///」

「はぁ~。なに、この茶番な感じ。もう俺、やだよ。穴があったら入りたいパート2だよ」

「ダン、大好き!」

初めて私からダンに抱き着いて、ダンのことをギュッってした。

「ゆっ、ユズ。また公衆の面前なんですけど」

「いいの。今はこうしていさせて」

ダンの顔は真っ赤になり、それを見た私はとてもとても幸せな気持ちになった。