「好きとか愛してるとか、言ってくれないって。

何、お前好きも言ってやんねぇの?ベタボレのくせに…」


「・・・・あ~・・・・言えない、んだよ・・・・・・・・・・恥ずかしくて」

「はぁ?!なんだそれ!中学生かよ?!」

隼人は、ありえないという顔で絶句している。
だってしょうがねぇじゃん。
マジで言えねぇんだもん。

ほんとはちゃんと、好きって言いたいんだけどなぁ・・・・












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「・・・・愛依、ごめん」

今日も、待ち時間15分は遅刻。
課題してたらつい時間を忘れてて・・・・



「遅いー!12月に外で15分はキツいよー」

「・・・・ごめん。なんか奢る。」

「あたりまえっ!」

そう言って笑う愛依は、少しも怒ってない。

手を繋ぐと、愛依の手は凄く冷たい。
ごめん、ともう1度言うと愛依はいたずらっ子みたいな顔で笑う。そして、2人で近くのカフェに入った。