「よ~し、どんどんやるぞぉ~!王様になった奴はもっと過激な指令を出してくれ!」
沼尻先生が割り箸を回収してシャッフルし、皆に1本ずつ引かせた。
「王様だぁ~れだ!」
「はぁ~い!」
一木さんがニコニコしながら手を挙げた。
「では……2番の人が……7番の人のケツにチューすること!」
一木さんが戸惑いながらもちょっと大胆な指示を出してきた。さすがに出発時の声の震えはなく、活舌が良かった。
(うわっ、もしかしてこの人、実は結構過激なことが好きなのかも……)
意外にも大胆な指令を出してきた一木さんの意外な一面を垣間見たような感じがした。
「うわぁ~一木君って結構過激だね~。」
谷中さん、木村さん達中堅看護師連中が盛り上がった。
幸い?2番は木村さん、7番は谷中さんと女性同士だったので、谷中さんは大笑いしながら木村さんの方へお尻向け、木村さんはほんの軽く触れたか触れないかくらいのところでチュっとした。もちろん浴衣の上からである。その瞬間皆手を叩いて大笑いした
「よぉ~し、まだまだやるぞぉ~!」
その後ゲームペースは徐々に早くなり、王様になった人は素早くやらしい指令を出してきた。
「6番が10番の人のおケツを触ること!」
「10番が8番の人の乳モミすること!」
「9番が5番の人のおでこにチューすること!」
これまで幸いか偶然にも女性同士、男性同士で組み合わせが当たっていたのと酒の力もあり、皆大笑いしながら難なく指令を達成していた。だがその偶然が次の指令で途絶えた。
「1番の人が6番の人へディープキッスをすること~!」
一木王様の指令が出た。今度は戸惑いなくストレートに指令を出してきた。
「やべっ!俺1番だ!」
沼尻先生がいきなり大きな声を出してきた。
「うわっ!あたし6番だ!」
次に大声を出したのは米倉主任だった。
「えっ!俺主任とキスするのか!なんだよ~嫌だよ俺~最悪だよ~!」
「何だよ最悪って!。沼尻~あたしとキッスが出来ないのかぁ~?」
米倉主任は真っ赤で目の座った顔を沼尻先生に近づけ、唇を思いっきり突き出した。
(うわぁ~もしかしてマジでするのか!?)
私は、もし二人がディープキスというものをしたら絶対地獄絵図になるだろうと想像し、背筋がゾ~っとするのを感じた。その想像はすぐに現実と化した。
「んじゃあ、仕方ないなぁ~」
沼尻先生は眼鏡を外し、米倉主任の真っ赤な両頬を両手でガシッと掴むように押さえ、ブチューっと口をつけてきた。そしてベロを入れてクチャクチャと音を立てながら顔を左右に揺らした。米倉主任は沼尻先生の迫力あるキスに飲まれているのかのように沼尻先生に身を任せている感じだった。私は外国映画とかで何度か俳優同同志のディープキス場面を見たことはあるが、まさ現実に目の前でディープキスというものをしているところを見るとは思いもよらなかった。
(オエーっつ、汚ねぇ!)
私は目の前で繰り広げられている地獄絵図を見て、現実のディープキスはこんなに気持ち悪くて汚いものなんだな~というのをしみじみ感じた。そして若干の吐き気をもよおした。
そんな私の心とは反対に、周囲は更に盛り上がり大きな笑い声が響き渡った。あの一木さんも酒が入っているせいか「いいぞいいぞー!」と手を叩いて大笑いをしていた。石家先生は口に指をあててピュ―ピュ―と指笛を吹き、真っ赤な顔をくしゃくしゃにして大笑いしていた。
沼尻先生が割り箸を回収してシャッフルし、皆に1本ずつ引かせた。
「王様だぁ~れだ!」
「はぁ~い!」
一木さんがニコニコしながら手を挙げた。
「では……2番の人が……7番の人のケツにチューすること!」
一木さんが戸惑いながらもちょっと大胆な指示を出してきた。さすがに出発時の声の震えはなく、活舌が良かった。
(うわっ、もしかしてこの人、実は結構過激なことが好きなのかも……)
意外にも大胆な指令を出してきた一木さんの意外な一面を垣間見たような感じがした。
「うわぁ~一木君って結構過激だね~。」
谷中さん、木村さん達中堅看護師連中が盛り上がった。
幸い?2番は木村さん、7番は谷中さんと女性同士だったので、谷中さんは大笑いしながら木村さんの方へお尻向け、木村さんはほんの軽く触れたか触れないかくらいのところでチュっとした。もちろん浴衣の上からである。その瞬間皆手を叩いて大笑いした
「よぉ~し、まだまだやるぞぉ~!」
その後ゲームペースは徐々に早くなり、王様になった人は素早くやらしい指令を出してきた。
「6番が10番の人のおケツを触ること!」
「10番が8番の人の乳モミすること!」
「9番が5番の人のおでこにチューすること!」
これまで幸いか偶然にも女性同士、男性同士で組み合わせが当たっていたのと酒の力もあり、皆大笑いしながら難なく指令を達成していた。だがその偶然が次の指令で途絶えた。
「1番の人が6番の人へディープキッスをすること~!」
一木王様の指令が出た。今度は戸惑いなくストレートに指令を出してきた。
「やべっ!俺1番だ!」
沼尻先生がいきなり大きな声を出してきた。
「うわっ!あたし6番だ!」
次に大声を出したのは米倉主任だった。
「えっ!俺主任とキスするのか!なんだよ~嫌だよ俺~最悪だよ~!」
「何だよ最悪って!。沼尻~あたしとキッスが出来ないのかぁ~?」
米倉主任は真っ赤で目の座った顔を沼尻先生に近づけ、唇を思いっきり突き出した。
(うわぁ~もしかしてマジでするのか!?)
私は、もし二人がディープキスというものをしたら絶対地獄絵図になるだろうと想像し、背筋がゾ~っとするのを感じた。その想像はすぐに現実と化した。
「んじゃあ、仕方ないなぁ~」
沼尻先生は眼鏡を外し、米倉主任の真っ赤な両頬を両手でガシッと掴むように押さえ、ブチューっと口をつけてきた。そしてベロを入れてクチャクチャと音を立てながら顔を左右に揺らした。米倉主任は沼尻先生の迫力あるキスに飲まれているのかのように沼尻先生に身を任せている感じだった。私は外国映画とかで何度か俳優同同志のディープキス場面を見たことはあるが、まさ現実に目の前でディープキスというものをしているところを見るとは思いもよらなかった。
(オエーっつ、汚ねぇ!)
私は目の前で繰り広げられている地獄絵図を見て、現実のディープキスはこんなに気持ち悪くて汚いものなんだな~というのをしみじみ感じた。そして若干の吐き気をもよおした。
そんな私の心とは反対に、周囲は更に盛り上がり大きな笑い声が響き渡った。あの一木さんも酒が入っているせいか「いいぞいいぞー!」と手を叩いて大笑いをしていた。石家先生は口に指をあててピュ―ピュ―と指笛を吹き、真っ赤な顔をくしゃくしゃにして大笑いしていた。