蒼真さんは、そんな私を気遣ってくれ、すごく優しくしてくれた。


診察、回診、手術…きっと自分の方が疲れてるはずなのに…


蒼真さんには、毎日感謝の思いが溢れて止まらなかった。


それから1年、1歳になった蒼太に会いに久しぶりに月那が遊びにきてくれた。


月那は今は仕事に大忙しで旦那様ともラブラブだった。


『本当に幸せだよね、藍花。こんな立派な新居を建ててもらって、こんな可愛い蒼太君がいてさ』


蒼太を見て微笑む月那は相変わらず美人だ。


『うん、幸せだよ。みんなに感謝しかないよ。月那にはずっと相談に乗ってもらって…本当に感謝してる。いろんなことが月那の言う通りになっていくのがすごく驚いたよ』


『当たり前だよ。月那様には全てお見通しだったからね。あの時の藍花はすごく迷ってた。3人のイケメンの間で揺れてたよね』