それは本心だった。昔みたいに激しくぶつかるようなバスケは出来ないのは重々承知だ。でも、俺は昔みたいに彰とバスケができるだけで嬉しかった。
「ちゃんと部活にも顔出すから心配するな!」
と、彰が心配しないように付け加えておいた。
「俊がそう言うなら俺からもお願いしたい。また、俺とバスケして欲しい」
彰は軽く頭を下げながら俺に向かってそう言った。
「なんだよ。らしくないなぁ」
俺はできるだけ笑ってそう言った。きちんと笑えてるかなんて俺には分からないけど。
「…そうかもな。とりあえず、明日の練習試合は出れないけど応援はしには行くから安心しろよ」
「あ、うん。ありがとう。じゃあ、また明日な」
「おう。じゃあな」
そう言って彰は手をヒラヒラさせて窓を閉めた。
俺も心地のいい風が吹いていたが気にせず窓を閉めた。
窓を閉めた瞬間、気づいたら目から涙が滝のように流れていた。
「……なんだよ…それ」
今俺の頬を流れている涙は完全に嬉し涙だ。
彰がまだバスケを好きでいてくれたこと。
俺があげたバスケットシューズをボロボロになるまで使ってくれていたこと。
そして、なんとしてでも彰の病気を治してあげたいと本気で思った。
「ちゃんと部活にも顔出すから心配するな!」
と、彰が心配しないように付け加えておいた。
「俊がそう言うなら俺からもお願いしたい。また、俺とバスケして欲しい」
彰は軽く頭を下げながら俺に向かってそう言った。
「なんだよ。らしくないなぁ」
俺はできるだけ笑ってそう言った。きちんと笑えてるかなんて俺には分からないけど。
「…そうかもな。とりあえず、明日の練習試合は出れないけど応援はしには行くから安心しろよ」
「あ、うん。ありがとう。じゃあ、また明日な」
「おう。じゃあな」
そう言って彰は手をヒラヒラさせて窓を閉めた。
俺も心地のいい風が吹いていたが気にせず窓を閉めた。
窓を閉めた瞬間、気づいたら目から涙が滝のように流れていた。
「……なんだよ…それ」
今俺の頬を流れている涙は完全に嬉し涙だ。
彰がまだバスケを好きでいてくれたこと。
俺があげたバスケットシューズをボロボロになるまで使ってくれていたこと。
そして、なんとしてでも彰の病気を治してあげたいと本気で思った。