「…なんで好きか聞いてもいいですか?」
そんな思い出に浸っていると佐伯がそんなことを聞いてきた。
「ああ、いいよ」
それから佐伯にはおばあちゃんとの思い出の話をした。それを佐伯は真剣に聞いてくれた。
「そう…だったんですね。優しいおばあちゃんだったんですね」
「うん、優しかったよ。」
「先輩の好きな物…私、もっと知りたいです!もっと教えてください!」
佐伯がそう言いかけたところでホームルームが始まる五分前のチャイムがなった。
「やべっ」
二人して慌てて制服に着替えてすぐに教室に向かった。
「じゃあまた、放課後」
三年生と二年生の階は別なので階段のところで佐伯にそう言って再び階段を上り教室に入った。
急いで席に着いたところで再びチャイムが鳴った。
俺が間に合ったのなら佐伯もおそらく間に合っただろう。そんなことを考えていると担任の先生が教室に入ってきた。
『放課後話がある』
俺は担任の先生の話を全く聞かず、メモ用紙にそう書いて後ろにいる楓に振り返ることなく渡した。
そんな思い出に浸っていると佐伯がそんなことを聞いてきた。
「ああ、いいよ」
それから佐伯にはおばあちゃんとの思い出の話をした。それを佐伯は真剣に聞いてくれた。
「そう…だったんですね。優しいおばあちゃんだったんですね」
「うん、優しかったよ。」
「先輩の好きな物…私、もっと知りたいです!もっと教えてください!」
佐伯がそう言いかけたところでホームルームが始まる五分前のチャイムがなった。
「やべっ」
二人して慌てて制服に着替えてすぐに教室に向かった。
「じゃあまた、放課後」
三年生と二年生の階は別なので階段のところで佐伯にそう言って再び階段を上り教室に入った。
急いで席に着いたところで再びチャイムが鳴った。
俺が間に合ったのなら佐伯もおそらく間に合っただろう。そんなことを考えていると担任の先生が教室に入ってきた。
『放課後話がある』
俺は担任の先生の話を全く聞かず、メモ用紙にそう書いて後ろにいる楓に振り返ることなく渡した。