俺がコンビニで買ってきたもの達を指さしてそう言った。
「あ、うん。無理しないでね」
それから楓の部屋を後にしてから晶子さんにも挨拶をして家を出た。朱里さんには「泊まっていかないのかい?」と言われたがさすがに遠慮しておいた。
彰は自分の病気のことをどう思っているのだろうか。帰り道を歩きながら、ずっとそんなことを考えていた。そんなこと考えても彰にしかわかるはずないのに。「ただいま」
玄関のドアを開けるとお母さんが出迎えた。
「ちょっと、心配したんですけど。どこ寄り道してたの?」
「ごめん。ちょっと楓の…いや、友達と話してて…」
楓のお見舞いに行ってた、と言いそうになったがよくよく考えたら本来なら楓は隣の家にいるのだから通じないこと思った。
とりあえず俺が帰宅したことにほっとしたのかお母さんはため息をついた。
「もう…部活があるなら話してないで真っ直ぐ帰ってきなさいよ?」
「あ、ごめん。次からはそうするから」
いつも通り家族で夜ご飯を食べたが、美味しく味わうことが出来なかった。ただただ物が胃に流し込まれてる感覚。
「あ、うん。無理しないでね」
それから楓の部屋を後にしてから晶子さんにも挨拶をして家を出た。朱里さんには「泊まっていかないのかい?」と言われたがさすがに遠慮しておいた。
彰は自分の病気のことをどう思っているのだろうか。帰り道を歩きながら、ずっとそんなことを考えていた。そんなこと考えても彰にしかわかるはずないのに。「ただいま」
玄関のドアを開けるとお母さんが出迎えた。
「ちょっと、心配したんですけど。どこ寄り道してたの?」
「ごめん。ちょっと楓の…いや、友達と話してて…」
楓のお見舞いに行ってた、と言いそうになったがよくよく考えたら本来なら楓は隣の家にいるのだから通じないこと思った。
とりあえず俺が帰宅したことにほっとしたのかお母さんはため息をついた。
「もう…部活があるなら話してないで真っ直ぐ帰ってきなさいよ?」
「あ、ごめん。次からはそうするから」
いつも通り家族で夜ご飯を食べたが、美味しく味わうことが出来なかった。ただただ物が胃に流し込まれてる感覚。