楓は俺にとっての最高の姉だった。俺のために頑張ろうとしてくれたこと。全部見てきた。それに俺は止めたんだ。でも、楓は諦めなかった。俺はもう人生を何もかも諦めてたのに。
それに比べて俺は、自分勝手にこんなことして、自分のせいでこんなことになったのに勝手に泣いて、まるで何がしたいか分からない。改めて自分が嫌いになってしまった。
「ありがとう…ございました…」
俺が泣きながら手紙を読む姿をずっと見守っててくれた川口さんに頭を下げると、川口さんがスっと俺が机の上に置いた手紙を指さした。
「あの…まだ裏に何か書いてますよ?」
「……え?」
俺は楓の方の手紙を裏返すとくるみからの手紙が書いてあった。俺は手紙を再び破れないようにゆっくり持ち上げた。
『彰先輩へ
この瓶にこれ以上紙が入らなかったので裏に書きました。(丈夫な紙にしたから)
手紙が好きな俊先輩がどうしてもこれが良いと言うので届くか分からないのにこんなことしてます(笑)
では、まず最初に言わせてください。私は俊先輩、楓先輩。そして、彰先輩に出会えて嬉しかったです。そして、病気のこと気づいてあげられなくてごめんなさい。出来れば話して欲しかったですけど。
それに比べて俺は、自分勝手にこんなことして、自分のせいでこんなことになったのに勝手に泣いて、まるで何がしたいか分からない。改めて自分が嫌いになってしまった。
「ありがとう…ございました…」
俺が泣きながら手紙を読む姿をずっと見守っててくれた川口さんに頭を下げると、川口さんがスっと俺が机の上に置いた手紙を指さした。
「あの…まだ裏に何か書いてますよ?」
「……え?」
俺は楓の方の手紙を裏返すとくるみからの手紙が書いてあった。俺は手紙を再び破れないようにゆっくり持ち上げた。
『彰先輩へ
この瓶にこれ以上紙が入らなかったので裏に書きました。(丈夫な紙にしたから)
手紙が好きな俊先輩がどうしてもこれが良いと言うので届くか分からないのにこんなことしてます(笑)
では、まず最初に言わせてください。私は俊先輩、楓先輩。そして、彰先輩に出会えて嬉しかったです。そして、病気のこと気づいてあげられなくてごめんなさい。出来れば話して欲しかったですけど。