「もちろんそうだな。じゃあ、話し合いが済んだら教えてくれよ。俺はもう寝るから」
「うん。おやすみ」
俺は一応その紙に『50万借ります。俊より』とだけ書いて、テーブルの上に置いておいた。
俺も眠たくなってしまったので、自室に戻り久しぶりのこのベッドで寝ることにした。でも、明日のことですんなりとは寝れなかった。だから、家を出た。
どこに行くかは特に決めてない。何も考えずひたすらまっすぐ進もうと思った。
俺はもう子供じゃないんだ。そんなことを思うと、どこへだって行ける気がした。
音を立てないように静かに玄関のドアを開けた。ちなみに現在時刻は夜中の二時だ。
外へ出ると、空は雲ひとつない満点の星空で覆われていた。
「綺麗だな……」
小さな声でつぶやくと隣から「そうだね」と何故か返事が返ってきた。
パッと横を向くと楓が隣にいた。
「うわっ…びっくりした。なんでここにいるの?」
「今私だけ帰ってきたとこ。二人に書き置き残して終電で帰ってきちゃった」
「うん。おやすみ」
俺は一応その紙に『50万借ります。俊より』とだけ書いて、テーブルの上に置いておいた。
俺も眠たくなってしまったので、自室に戻り久しぶりのこのベッドで寝ることにした。でも、明日のことですんなりとは寝れなかった。だから、家を出た。
どこに行くかは特に決めてない。何も考えずひたすらまっすぐ進もうと思った。
俺はもう子供じゃないんだ。そんなことを思うと、どこへだって行ける気がした。
音を立てないように静かに玄関のドアを開けた。ちなみに現在時刻は夜中の二時だ。
外へ出ると、空は雲ひとつない満点の星空で覆われていた。
「綺麗だな……」
小さな声でつぶやくと隣から「そうだね」と何故か返事が返ってきた。
パッと横を向くと楓が隣にいた。
「うわっ…びっくりした。なんでここにいるの?」
「今私だけ帰ってきたとこ。二人に書き置き残して終電で帰ってきちゃった」