毎日毎日眠くても、あいつらの顔を浮かべたらやる気が沸々とわいて頑張れた。
 夜な夜な、机に向かって想像すると可笑しくて仕方なかった。
 多分、こんな自分を誰かが見たら気味悪いと思っただろう。

 そして大事なのが、事前の下調べだ。

 復讐するにおいて、あいつらの行動を知らなければ意味がない。
 これも長い期間、一歩一歩念入りに調べた。 おかげで思わぬ情報まで手に入ったのはラッキーと言えるだろう。

 とにかくこの一年間、長かった。 いや、あっという間だったかもしれない。
 する事が多すぎて寝る暇が無さすぎて、一年後の僕は過労でダウンし、復讐するどころではないのではないか、とも思えるほどだったからだ。

 そして一年が経ち、僕は高校三年生に進級した。

 高校生活、残り一年。
 ここからが本当の勝負だ。

 来春、卒業する時のあいつらの顔がどんな風に歪むのか、今から楽しみだ。