「…フッ…、お前ら、白星と黒月だろ」

そこでやっと喋った銀髪の口から出た言葉は銀髪の仲間?たちからすれば衝撃の言葉だったらしく目を見開いた。

「こいつら…が…?」

「っ…もしかして陸斗の腕の怪我もこの人達のせいですか!?」

メガネの優男はバッと銀髪に詰め寄った。

「まあな」

「ちょっと待って。それは聞き捨てならない。その腕に関して非があったのはそっちでしょ?」

「だから手を出すんですか?」

メガネのやさ…メガネでいっか。

「あぁ。こちとら泣いて怯えてたんだ、正当防衛だろ?な?怜。」

「うん!そいつのせいで玲央がどんなに怖い思いしたか…玲央の気持ちに比べたらそいつの怪我なんて小っさいことだよ!」

バチバチッと銀髪たちと私たちの間に火花が散った。

「っ…はぁ…まあ、元はと言えばこちらが悪いんですよね。すみません…」

お、挑発に乗らなかった。

「まあそうだね。そっちが悪い。」

怜…調子に乗って笑顔でなに言ってるんだか。

「ちょっと話してただけなのに蹴ってきただろ?」

「玲央、困ってたし。」

怜がジトッと銀髪を睨み付けた。