静かに扉を開けて、ルミナスは去る。


ルミナスには本当に申し訳ないことをした自覚がありすぎて、余計に苦しくなる。


こんな私を大切にしてくれているのに、見殺しにしてほしいと言っているのだから……。


心の優しいルミナスは、相当苦しんでいるはずだ。


それでも、私は……。


「はぁ、考えるのはもうやめよ。

久々に人と話して疲れた。」


用意されたシングルベットに横たわる。


自分が思ってた以上に疲れていたせいか、直ぐに私は意識を手放した。



……その夜やってきた。



ルミナスが言っていた夢を。