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まだ、俺がルベライトの石を手にしていなかった子供の時。


今とは想像できないほど弱くて、泣き虫で、周りからよく虐められていた。


あの時もいつものように虐められて泣いていた。


｢どうしたの？｣


泣いている俺に優しく声をかけてくれた女の子が目の前にいた。


｢僕、弱虫だからいつも虐められてて…｣


｢そっか。ちょっとついて来てよ！｣


俺と同じか1つ年下ぐらいの女の子は、俺の手を取り引っ張って行く。


辿り着いたのは、綺麗な花畑だった。


｢ここ私のお気に入りの場所なの。

何か辛いこととか悩みがある時はここに来てお花に癒してもらってる。｣


｢なんでここに連れてきてくれたの？

僕、弱くて泣き虫なのに。｣



｢私もたまに虐められることあるからわかるの。

助けてあげたいって思ったから連れてきた。｣