「あんたいつからそこにいたの?」



「いつからだろうな。」



これは、だいぶ前からいた。


不敵な笑みを浮かべ私の後ろにいたのは、厄介犯だ。



「ほんとに憂鬱なんだけど今日1日。」



「まぁまぁ俺と一緒だからってそう照れるな。

今日1日高みの見物をしようじゃないか。」



「俺がいるんだけど。

あんたの思い通りにさせるつもりはない。」



うん、アランに感謝。


2人だけだったら、ジェラルドに振り回されて終わってしまう。



ジャックには、私がここを去る前にもう1回バノフィーパイを作る。