……。



何て返したらいいかわからない。


私は、この国全員から嫌われ私の事なんて誰も見ていないと思っていた。



それなのに…アランを始めここにいる騎士団長達はちゃんと゛私゛を見てくれている。



とても今胸が熱い。



「ごめん。喋りすぎた。」



「大丈夫。

そういえばどうしてここへ?」



眉をしゅんと下げ謝るジャックは、飼い主に怒られた仔犬のようだった。


「ああ、今日ジェラルドと一緒なんでしょ?


どうしてもアランが外せない予定があったみたいで、昨日頼まれたんだ。」