「お姉ちゃんも着替えなよ!ジャージか何か、洗濯しやすい服に!」
真に言われて、そうか、と思い、私は急いで自分の部屋に行き、去年の体育祭で着て以来洋服箪笥にしまったままのジャージを引っ張り出してきた。
「……で?どこ掘るの?」
庭に出ると、辺りはもうどっぷりと夜の闇だ。
真のため息混じりの質問に、私は両手を軽くあげるジェスチャーで返す。
「え!?うちの庭のどこか、場所を覚えてないってこと!?」
「何か、木の下だったような気がする。狭い庭だから、覚えてるつもりだったんだけど」
「忘れてんじゃん!」
真が呆れた声でツッコミを入れる。
「とにかく。懐中電灯か何か持ってこよう?スコップ……は、庭のやつを使おう」
私の言葉に真は覚悟を決めたらしく、大きく頷いた。
狭い庭だ、となめていたけれど。
いざ掘り返してみると、かなりの重労働だった。
そして、なかなか見つからない。
「ねぇ!本当に木の下に埋めた!?」
真がイライラしつつ、それでも小声で言う。
真に言われて、そうか、と思い、私は急いで自分の部屋に行き、去年の体育祭で着て以来洋服箪笥にしまったままのジャージを引っ張り出してきた。
「……で?どこ掘るの?」
庭に出ると、辺りはもうどっぷりと夜の闇だ。
真のため息混じりの質問に、私は両手を軽くあげるジェスチャーで返す。
「え!?うちの庭のどこか、場所を覚えてないってこと!?」
「何か、木の下だったような気がする。狭い庭だから、覚えてるつもりだったんだけど」
「忘れてんじゃん!」
真が呆れた声でツッコミを入れる。
「とにかく。懐中電灯か何か持ってこよう?スコップ……は、庭のやつを使おう」
私の言葉に真は覚悟を決めたらしく、大きく頷いた。
狭い庭だ、となめていたけれど。
いざ掘り返してみると、かなりの重労働だった。
そして、なかなか見つからない。
「ねぇ!本当に木の下に埋めた!?」
真がイライラしつつ、それでも小声で言う。