「マーチ!ありがとうございます!!」
ひとり感動しながら、マーチを抱きしめる。
すると足元にポルカも寄ってきた。
じっと私を見つめている。
「まさか、ポルカも抱っこしていいんですか?」
そっと手を差し出すと、ポルカが私の手に顔をすりつけた。
かーわーいーいー!!
その時。
玄関が開いた。
「ただいまー」
優大くんの声!
マーチが私の手からおりて、優大くんのもとへかけ寄る。
ポルカもあとに続いて、玄関まで行く。
「マーチ、ポルカー、ただいまー」
私も玄関まで迎えに行った。
「おかえりなさい!」
優大くんは私を見て、
「ただいま」
と、ふんわり笑った。
「今、今ね、マーチとポルカと仲良くしてたんです!抱っこすることが出来たんですよ!!」
嬉しくて興奮しつつ、優大くんに報告する。
ねー、マーチ、ポルカー!と、はしゃいでいると、
「オレも抱きしめさせて」
と、優大くんが私をぎゅっと抱きしめた。